スフィロで正三角形を描こう!

前回は正方形を描く方法を紹介しました。

1.正三角形を描いてみよう

前回のやり方を少し変えるだけで正三角形ができるので、ぜひ前のページから見てみてね。

正方形のプログラムはこのようなものでした。

正方形のプログラム

どこを変えたらいいかな?

これはカンタン!正三角形は60°だから、正方形を描いた時の90°のことろを60°に変えたらいいのかな!

お!では、スタート!

あれれ?なぜか正六角形になってしまう、、、

なぜそのようになったのか考えてみましょう。
スフィロははじめ0°の方向に進むのですが、そこから60°足されので、上(0°)の向きから60°の方向にすすんでいきます。

これでは、180°ー60°=120°となり、正六角形になってしまいます。
つまり足す数は、外角になるということですね。それであればプログラムの足す数を120°にすれば…、

変更するポイント

これでうまくいくかな?

わーー!うまくいった!

うまく回りましたね!成功です

2.数を数えながらロボットを動かす方法

少しむずかしいですが、数を数えながら三角形を描く方法も考えてみましょう。どのようにすれば「何回まわっているのか」という数を数えながらスフィロが動くのでしょうか。動きはこのような感じです。

しっかり考えてみてね!

★ここで新たな変数「count」のブロックを使います。

  1. メニューの「変数」から「変数を作成」のボタンをタップ。
  2. 変数名は数える(count)の英語、「count」とします。
  3. 「数字」を選びます。右の「0」というのは変数の箱にはじめに入る数字ですが、これは「0」のままでOK。
  4. 最後に右上のチェックマークを押しましょう。
  5. すると「count」という名前の変数の箱が作られます。

ここには、はじめに「0」が入っています。

プログラムを上から順に見ていくと、

①「count」をはじめに0に設定をします
 これは、上の「countを0にセット」というブロックは、変数のはじめの数字を「0」にするために入れました。
②その下の「永久ループ」ブロックに入ります
③「ループ 3回」ブロックに入ります
④1個の正三角形を描いて、「ループ3回」ブロックから出ます
⑤Countに1が足されて0+1=1となり、「スピーク」ブロックで「1」を読み上げます
⑥「永久ループ」ブロックの上に戻ります
⑦もう一度、②〜④をくり返して正三角形を描きます
⑧Countに1が足されて1+1=2となり、「スピーク」ブロックは「2」と読み上げます


というように動き、正三角形を描きます。

スフィロを使えば、間違っても大丈夫。何回でもやり直しできるよ!

★上達のコツは実際にいろいろ試しながら、考えること!

今回使ったブロック

「countを0にセット」

countを0にセット

数を数えるときに使うブロックで、変数のカテゴリー内にあります。

Step4. Spheroで円を描こう >

協力/桑子研 様(サイエンストレーナー)